瑞々しい庭でおもてなし
2016年01月08日 岡山市北区 K邸
ご自宅でお茶事をするとのことで、庭の改装をご依頼くださいました。
既存の延段はそのままにして、植木、蹲踞も整える程度に手を入れ、馴染みを残すようにしています。
大きく変えたのは、竹垣と入口の階段。
竹垣は表側は青竹の建仁寺垣、裏側は杉皮貼りにして、笠木に冠振瓦を使いました。
青竹の立子が並び、青々と瑞々しい竹垣となりました。
袖垣は萩の松明垣です。
入口の階段は、木でできた物でしたが、隙間からの掃除が大変だということ、傷んできていたことで、石で新しく作りました。
蹴上に平石の小端積、踏面にノミ切の御影板石を使っています。
庭の中は、犬走りをマサキチでタタキ風にして、下草とハイゴケで緑を広げています。
暖かい時期になると、緑が濃くなり、癒しの空間になることと思います。
普段する機会のない茶庭づくり、貴重な体験を楽しくすることができました。
K様、ありがとうございました。