施工事例

人々の理想を描く石組

2015年02月02日 倉敷市 不洗観音寺

倉敷市 不洗観音寺

不洗観音寺の参道で、石組みをさせていただきました。
使用した石は伊予の青石。
蓬莱島・鶴・亀を表した石組みです。

亀は頭(亀頭石)・手足(亀脚石)・尻尾(亀尾石)とわかりやすいのですが、鶴はどう見たら鶴になるのか社長に尋ねました。
真ん中の立っている2石が羽(羽石)・向かって左側が頭(鶴首石)・右側が尻尾(鶴尾石)となっています。
ここで組まれた鶴石組みは、羽ばたいた鶴の表現ですが、この形に限らず、羽を休めた鶴の形にしている場合もあります。

不老不死の仙人が住むと云われる蓬莱山、長寿の動物とされる鶴と亀。
永遠の繁栄と長寿延年を祈願して、理想と縁起を表す石組みです。

倉敷市 不洗観音寺