フレームで飾る奥行が生きる庭
2020年06月25日 倉敷市 O邸
車3台分の幅で、奥行が40m近い旗竿敷地の広い敷地の庭をさせていただきました。
道路との高低差が、1m程ありますが、距離を生かし、アプローチに段差を付けず、スロープで玄関まで繋ぐことができました。
カーポートの前柱を延長フレームにして、アーチを兼ねることで、庭が額縁に飾られたように仕上がりました。
アプローチは、コンクリートに化粧砂利を混ぜて洗出し、途中にカッシアやアンティークレンガで模様を付けました。
道路から玄関に勾配がある中、間に平らなスペースを広めに設け、踊り場のようにしています。
アーチ、感覚的なひと休みの場、曲線を描いた通路で、長い距離を遠いと感じないような、アプローチを飽きずに楽しんで歩くことができるようなデザインを目指しました。
道路側を除く3方向はブロックとフェンスで囲っています。
道路側は、カースペースは道路からそのまま駐車できるように配置、庭とは遮蔽しないもので仕切り、セミクローズの庭になりました。
四季や緑を楽しめられる植栽、芝生を取り入れ、土間と植栽の所以外は、防草シートの上に砂利を敷き、除草の負担を和らいでいます。
平日はお勤めのため、植栽の管理が難しいので、全体に蛇口をひねれば散水できるドリップチューブやスプリンクラーを設置しました。
嬉しいことに、今は水やりも楽しく、朝夕に施主様がご自分の手でしてくださっているそうです。
広々とした庭を、遊びたい盛りのお子様が存分に駆け回り、大人は花や緑を眺めて癒される、ご家族みんなで楽しめられる庭が出来上がりました。
設計担当が、施主様から洗えるマスクをいただき、お心遣いに大変感激しておりました。
素敵なマスクは、ブログにて、写真を記載しています。そちらもご覧になってください。
O様、ありがとうございました。