1級造園技能検定―景石・植栽・仕上げ―
2020年07月11日 更新
1級造園技能検定の実技試験に含まれる景石、植栽と、完成前の仕上げです。
大切なことは、以下の通りです。
景石…位置:自由配置の範囲内におさめる
配置:平面、立面ともに不当辺三角形を意識する
据え方:天端を水平に据えると安定する(例外あり)
正面から見て、1面のみではなく2面見えるようにし、奥行感を出す
植栽…位置:自由配置の範囲内におさめ、枝が境界から出ないようにする
配置:景石を隠さず、引き立てるようにする
剪定:樹木の特性を生かして自然樹形に剪定する
樹冠の輪郭線を揃える
枯れ枝・忌み枝を取り除く
芽のすぐ上で剪定する
仕上げ…地面:しっかり丁寧に均す
関守石:飛石の上に忘れずに置く
片付け:道具、剪定枝、縄や竹などの切りくずをまとめる
始まりから完成までの作業時間は、3時間を目指します。
3時間から後は減点となり、3時間30分で打ち切りです。
打ち切りの段階で、未完成の場合は失格となりますが、3時間におさめるために整地や片付けを怠るよりは、10分程度過ぎてでも、綺麗にして終わらせる方が、減点が少ない場合があります。
採点は減点法で、寸法や仕様の誤りは大きく減点され、また、作業態度(整理整頓、作業手順、工具の取扱い、他人への迷惑行為、怪我など)も採点に影響があります。
ベストな状態での完成を目指すには、作業内容と仕様をしっかり確認し、繰り返し練習することが大切です。
ご紹介した中に、1つでも参考になり、合格に繋がる手助けとなる部分があれば幸いです。