庭の豆知識

蹲踞(つくばい)

2013年03月14日 更新

蹲踞(つくばい)

露地(茶庭)に設置される日本庭園の添景物。
手水鉢を中心に、左右に「手燭石(てしょくいし)」と「湯桶石(ゆとうせき・ゆおけいし)」、手前に前石の3つの役石を据えて、その役石に囲まれた低い部分「海」で構成されます。
手燭石は、夜のお茶会のときに、手燭(灯り)を置くための石。
湯桶石は、寒中のお茶会のときに、湯桶を置くための石。
この2つは、茶道の流派によって、左右が異なります。
物を置くための石なので、天端は平らにしておく必要があります。
手水鉢は、水を張り、柄杓で掬って手や口を洗って身を清めるための石です。

海は、こぼれた手水を受けるところで、砂利を敷いたり、タタキを打ってゴロタ置いたりします。

「つくばい」は、蹲う(つくばう)というしゃがむ姿勢から来たもので、手水で手を洗うときに身を低くして手を清めたことが由来となります。

手順1

役石はありませんが、蹲踞風にアレンジした水鉢です。金物の筧は、モダンなデザインに合わせられます。

手順2

布泉形手水鉢。南北朝時代に鋳造された古銭の形をしています。大徳寺塔頭孤篷庵山雲床路地に本歌があります。

手順3

自然石に穴をあけてビシャンで叩いて作った手水鉢です。エアーコンプレッサーにビシャンをつないで振動させて叩きました。