建仁寺垣
2012年11月22日 更新
名前のとおり、京都の建仁寺にある竹垣です。
割り竹を立子として使い、隙間なく並べて半割の竹で押縁(押さえ)・玉縁(笠)をします。
柱の間に垂木を通し、それにビス留めしながら立子をつけていく工法で作っています。
1級造園技能士で実技試験の課題の一つですが、そこでは垂木の代わりに竹を使用し、ビス留めではなく棕櫚縄をかきつけて立子を留めていきます。
玉縁で結んでいるのは、ねじりいぼ結びという結び方です。
遮蔽垣(目隠しを目的とする竹垣)と分類され、塀や目隠し、袖垣などに使われる代表的な竹垣の一つです。
建仁寺垣の中の構造。 垂木を通す位置が、押縁の位置になります。