癒しの空間、なごみの坪庭
2020年04月04日 倉敷市 M邸
4m×2mほどのスペースに、和風の坪庭を作らせていただきました。
竹垣と、蹲踞、植栽のシンプルな組み合わせです。
竹垣は、建物に沿ったL字形の大津垣(横向き)と、手前の低い金閣寺垣。
大津垣は、横の竹を1本ずつ、縦の竹を縫うようにはめ込み、手前と奥を交互に編んでいます。
1.2mなので、背は高くはないですが、竹を編んだテクスチャが目を引きます。
背の低い金閣寺垣は、庭の前面にあることで、周りのデザインを引き立て、庭の仕切りとしてメリハリをつけてくれます。
蹲踞は、既存の水鉢を使い、周りに青石、溶岩石、川石を組んでいます。
バルブを設けて筧と繋いでいるので、水を出して使うこともできます。
植栽は、アオダモとコハウチワカエデをメインで植えて、季節を楽しめられる低木や下草、やさしい緑の苔を植えました。
建物際のひと区画を坪庭にすることで、建物と組み合わさった癒しの空間となりました。
M様、ありがとうございました。